COLUMN
ゴルフ初心者が身につけたい上達コラム

【超初心者向け】知っておきたいゴルフ用語を基礎解説
ゴルフは専門的な用語がかなり多く、初心者にとっては難しく思われるかもしれません。最初は完璧に覚えようとせず、聞いた単語の意味を調べるなどして少しずつ理解していきましょう。
本記事では初心者でも知っておきたい基本的にゴルフ用語を解説します。ぜひ参考にして、楽しいプレーに役立ててください。
【目次】
1.プレーに関する基本用語
プレー全体の仕組み
プレー中に使用するアイテム
よく使われるプレー用語
2.エリア・コースに関する基本用語
ルール上のエリア区分
よく使われるエリア・コース用語
3.ペナルティに関する基本用語
ワンペナ(ワンペナルティ)
OB(アウトオブバウンズ)
ロストボール
誤球
アンプレアブル
4.クラブに関する基本用語
クラブの種類
クラブの構造
5.ショットに関する基本用語
ショットの種類
ショット時に使われる用語
球筋に関する用語
よくあるミス用語
6.その他、よく使われる基本用語
プレーファスト
ゴルフ場に関する用語
よく使われる道具
まとめ
1.プレーに関する基本用語
ゴルフにはたくさんのプレー用語がありますが、まずはルールと基本的なプレーに関する用語を知るところから始めるとスムーズです。
プレー全体の仕組み
単語 | 意味 |
ホール | スタートから終了地点までのプレーエリア全体 |
ラウンド | 18ホールをプレーすること |
ホールアウト | そのホールでのプレーを終了すること |
パー | ホールごとの規定打数 |
アウトコース | 1~9番ホールの総称(前半のコース) |
インコース | 10~18番ホールの総称(後半のコース) |
・ホール
ゴルフにおけるスタート(ティーイングエリア)から終了地点(グリーン)までを指す言葉です。通常、一つのプレーエリアを「ホール」、18ホールで構成されたエリア全てを「コース」と呼びます。
各ホールを区別するため、多くのゴルフ場ではそれぞれのホールに1番、2番…といった番号がついています。
・ラウンド
一般的には18ホールをプレーすることを指します。通常、ゴルフはこの18ホール1ラウンドを1日で回り、そのスコアを競い合うことになります。
ちなみに半分の9ホールをプレーする場合は「ハーフ」と呼びます。
・ホールアウト
そのホールのプレーを終了すること。ゴルフではボールをカップ(ボールを入れるための穴)に入れるホールアウトまでの打数の少なさを競います。
・パー
ホールごとに定められた規定打数です。1ラウンドの打数がこのパー(規定打数)より多いか少ないかでスコア、つまり勝敗が決まります。
例えば規定打数が5打のホールは「パー5」、別名ロングホールと呼ばれます。一般的にはパー3~5に設定されたホールが多く、1ラウンド(18ホール)はパー72となるように構成されています。
【各ホールの名称】
規定打数 | 呼び方 |
パー5 | ロングホール |
パー4 | ミドルホール |
パー3 | ショートホール |
また、スコアはホールアウトまでの打数によって以下のように呼ばれることがあります。
スコア | 意味 |
パープレー | 規定打数通り |
バーディー | 規定打数より1打少ない |
イーグル | 規定打数より2打少ない |
アルバトロス | 規定打数より3打少ない |
ボギー | 規定打数より1打多い |
ダブルボギー | 規定打数より2打多い |
トリプルボギー | 規定打数より3打多い |
・アウトコース
アウトコースは「前半のコース」という意味で、一般的には1~9番ホールの総称です。インコースは10~18番ホールの総称で、「後半のコース」という意味があります。
ゴルフは一般的に1日かけて18ホールを回りますが、多くの場合は途中で昼休憩をはさむことになるため、「前半のコース」「後半のコース」と分けて設計されています。当初は午前中にアウトコース、午後にインコースを回るのが一般的でしたが、プレー人口が増えた現在は1番と10番どちらからでもスタートできるようになっているゴルフ場がほとんどです。
・インコース
10~18番ホールの総称。後半のコース。
プレー中に使用するアイテム
ラウンドでのプレー中に使う必須アイテムの名称をおさえておきましょう。
用語 | 意味 |
ティー | 1打目の際に使用するボールを乗せる台座 |
ティーオフ | プレーの開始 |
ティーアップ | ボールをティーに乗せて打つ1打目 |
カップ | グリーン上に設置されたボールを入れる穴 |
ピン(ピンフラッグ) | ホールの位置を示す旗竿 |
マーカー(ボールマーク) | グリーン上でボールを拾い上げる際に置く目印 |
・ティー
1打目の際に使用する、ボールを乗せる台座を指します。
この「ティー」はプレー開始、1打目を指す単語としてよく用いられます。例えば「ティーオフ」はプレーの開始、「ティーアップ」はボールをティーに乗せて打つ1打目のことを言います。
・カップ
グリーン上に設置されたボールを入れる穴をカップと言います。正式名称は「ホール」ですが、先述したプレーエリアを指す「ホール」と区別するため「カップ」と呼ばれるケースが多いです。
・ピン
ホールの位置を示す旗竿で、ピンフラッグとも呼ばれます。
2019年のルール改定により、ピンを途中で抜かなくてもグリーン上でプレーできるようになりました。
・マーカー(ボールマーク)
グリーン上でボールを拾い上げる際に置く目印をマーカーと呼びます。ゴルフ場でマーカーが配布されるほか、自分用のマーカーを持参するプレーヤーも多いです。
ボールを一度拾いたい場合はボールの後方にマーカーを置き、プレー再開時に元の位置へと戻します。
よく使われるプレー用語
プレー時によく使う用語をご紹介します。
用語 | 意味 |
オナー | 1打目を最初に打つプレーヤー |
暫定球 | OBやロストの可能性がある際に宣言して打つボール |
フォアー | 打球が人のいる方向に飛んだ際の危険を知らせる掛け声 |
OKパット | カップに極めて近いパットを1打加えて済ませること(非公式ルール) |
・オナー
1打目(ティーショット)を最初に打つプレーヤーのことをオナーと言います。
前ホールのスコアが最も少なかった者が優先されるルールですが、各自の状況によって変えていいことになっています。
・暫定球
ボールがOBやロストの可能性がある場合、打ち直しを避けるために事前に宣言して打つボールを「暫定球」と呼びます。
・フォアー
打球が人のいる方向に飛んだ際、「フォアー」という掛け声で危険を知らせます。
掛け声が聞こえたら身の安全を第一に、頭を守るような姿勢でしゃがみましょう。
・OKパット
ボールがカップに極めて近い位置にある場合、1打加えてホールアウト扱いにすることをOKパットと呼びます。
OKパットは公式ルールではなく、その時の状況に合わせてゴルファーの間で決められます。
2.エリア・コースに関する基本用語
ゴルフにはさまざまなエリア、障害物があります。コースデビュー前に各エリア・コースの名称を頭に入れておくとよいでしょう。
ルール上のエリア区分
まず、ゴルフではルール上「ティーイングエリア」「ジェネラルエリア」「バンカー」「パッティンググリーン」「ペナルティエリア」の5エリアに分けられています。
用語 | 意味 |
ティーイングエリア | 最初の1打を打つエリア(ホールのスタート地点) |
ジェネラルエリア | ティーイングエリア、グリーン、ハザードを除いたエリア |
バンカー | 意図的に作られた砂のエリア |
パッティンググリーン | カップ周りの芝が短く刈られたエリア(パターのみ使用可) |
ペナルティエリア | ジェネラルエリア外のエリア(谷や池など) |
・ティーイングエリア
最初の1打を打つエリアがティーイングエリアで、「ティーエリア」「ティーグラウンド」とも呼ばれます。
ゴルフではティーイングホールをスタート地点とし、ティーアップして1打目(ティーショット)を打ちます。
通常の「レギュラーティ」のほか、後方の「バックティ」、女性向けの「レディスティ」が設けられているケースも多いです。
・ジェネラルエリア
ティーイングエリア・グリーン・バンカーなど他のエリアを除いた全てのエリアを「ジェネラルエリア」と呼びます。
・バンカー
バンカーは人工的に作られた砂のエリアで、芝や土が取り除かれて窪みとなっている場合が多いです。
バンカーからはボールを飛ばしにくいため、一般的にはバンカーに入らないよう注意を払うことになります。
・パッティンググリーン
ルール上は「パッティンググリーン」と言いますが、省略して「グリーン」と呼ぶことも多いです。
パッティンググリーンはカップのある芝が短く刈られたエリアで、プレーヤーはグリーンを目指してプレーを進めることになります。
グリーン上ではパターと呼ばれるクラブのみ使用できます。プレー時は芝を傷めないよう注意が必要です。
・ペナルティエリア
ジェネラルエリアの外にある谷や池などのエリアを指す言葉です。その他のエリアとの境界は杭や線で示されます。
かつては「ハザード(コース内の障害物の総称)」「ウォーターハザード(池や川などの障害物)」と名称が分かれていましたが、現在はルール上の名称が統一されています。
よく使われるエリア・コース用語
公式ルールでは上記のようなエリア分けがされていますが、一般的には他にもさまざまなエリア区分があります。
用語 | 意味 |
フェアウェイ | ティーイングエリアからグリーンへ続く芝の短いゾーン |
ラフ | フェアウェイの外側にある芝の長いエリア |
修理地 | 修理中のエリア(無罰でボールを移動可能) |
・フェアウェイ
ティーイングエリアからグリーンへ続く、芝が短く整えられたゾーンをフェアウェイと呼びます。
フェアウェイのみを通ってグリーンにたどり着く「フェアウェイキープ」が理想的なプレーとされています。
・ラフ
フェアウェイの外側にある芝の長いエリアです。
ラフはフェアウェイよりも打ちにくくなるため、なるべく入らないよう注意を払うのが基本です。
・修理地
コース内で修理中のエリアで、一般的には青杭または青線で他エリアとの区分が示されます。
修理地内にボールが入った場合、無罰でプレー可能な場所へボールを移動できます。
3.ペナルティに関する基本用語
ゴルフのスコアは基本的に「空振りを含むボールを打った数+ペナルティにより加えられる罰打の数の合計」でカウントされます。そのため、どのような条件でペナルティが課されるのか知っておくことが重要です。
用語 | 意味 | 罰打数 |
ワンペナ(ワンペナルティ) | ワンペナゾーンに入ったボールに対し、ボールを動かす | 1打罰 |
OB(アウトオブバウンズ) | コース外のプレー禁止区域(打ち直し) | 1打罰 |
ロストボール | ボールが紛失し、発見できない状態 | 2打罰 |
誤球 | 間違ったボールを打つこと | 2打罰 |
アンプレアブル | ショット不能な状況での救済措置(後方線上または直前の位置から打ち直し) | 1打罰 |
ワンペナ(ワンペナルティ)
ワンペナゾーンと呼ばれるエリアに入ったボールに対し、1打罰を加えてボールを動かすルールです。
ワンペナゾーンの示し方やボールを動かす位置はゴルフ場のルール(ローカルルール)に従うことが多いため、あらかじめ情報を確認しておくとよいでしょう。
OB(アウトオブバウンズ)
コース外のプレー禁止区域で、白杭が境界となっています。OBに入ると1打罰が課され、打ち直しとなります。
OBはボールを前に進めることができず打った場所からやり直しになるため、ワンペナよりも重いペナルティといえるでしょう。
ロストボール
ボールが紛失して発見できない状態で、紛失球とも呼ばれます。
ロストボールの探索時間は原則として3分以内です。
3分経過後に発見できない場合は、1打罰を加えて最後にボールを打った場所まで戻り、打ち直しします。
誤球
間違ったボールを打つこと。誤球を打った場合は2打罰が加えられ、正しいボールでプレーを続けます。
初心者のうちは特に誤球のミスをしやすいため、ボールにマークをつけるなどして自分のボールを分かりやすくする工夫が必要です。
アンプレアブル
「アンプレアブル」は植え込みなどでショットができない状況での救済措置です。
1打罰を加え、後方線上または直前のショット位置から打ち直します。
4.クラブに関する基本用語
次はプレーに不可欠なクラブに関する基本用語です。
クラブの種類
プレーで使うクラブは種類がたくさんあり、はじめのうちは「何が違うのか分からない」とクラブ選びに困るケースも。ルール上、コースに持ち込めるクラブは14本以内とされており、ドライバー、アイアンなどの主要なクラブをいくつか持って場面によって使い分けるのが一般的です。
それぞれのクラブの用途が分かるとプレーをスムーズに進められます。
・ウッド
ヘッドの大きなクラブを総称して「ウッド」と呼びます。遠くへ飛ばすのが目的で使用することが多く、主に1打目(ティーショット)で使用するクラブです。番号が小さいほど飛距離が出やすくなります。
ウッドは番手によって名称がいくつか存在します。
ドライバー | 1番ウッド。最も飛距離が出るティーショット用クラブ |
フェアウェイウッド | ドライバー以外のウッド(3番~5番ウッドなど) |
スプーン | 3番ウッド |
バッフィー | 4番ウッド |
クリーク | 5番ウッド |
・アイアン
グリーンを狙うために飛距離を打ち分けるクラブをアイアンと呼びます。こちらも番号が小さいほど飛距離が出ます。
番手ごとの名称も頭に入れておきましょう。
ショートアイアン | 9番アイアン(ピッチングウェッジ、サンドウェッジ) |
ミドルアイアン | 6~8番アイアン |
ロングアイアン | 3~5番アイアン |
・ウェッジ
アプローチショットやバンカーショットに使うクラブです。いくつか種類があり、一部のウェッジは分類上アイアンに含むこともあります。
ピッチングウェッジ(PW) | 9番アイアンよりロフトが大きい(グリーン周辺向け) |
アプローチウェッジ(AW) | 中距離のアプローチ向けウェッジ(ラフ・バンカー向け) |
サンドウェッジ(SW) | バンカー用のウェッジ |
・ユーティリティ
ユーティリティはウッドとアイアンの中間のクラブです。
ウッドより短く、ミスを減らしながら距離を出したいときに使用します。
・パター
グリーン上でボールを転がすためのクラブで、グリーンに入ったボールはパターで打たなければなりません。スコアに直結するため、多くのゴルファーが種類にこだわっているクラブです。
さまざまな形状があるため、練習で自分に合ったタイプを見つけましょう。
クラブの構造
さまざまな種類のクラブがありますが、どのクラブも基本的に以下のような部分で構成されています。
用語 | 意味 |
ヘッド | クラブの先端部で、ボールを打つ部分 |
シャフト | クラブの柄の部分 |
ネック | シャフトとヘッドのつなぎ目 |
フェース | クラブヘッドのボールを打つ面 |
ロフト | フェースの傾斜角度(角度が大きいほどボールが高く上がる) |
ソール | クラブヘッドの底の部分(幅が広いほど初心者向け) |
5.ショットに関する基本用語
ゴルフではボールを打つことを「ショット」と言います。打つ動作を指して「ストローク」とも呼ぶこともあります。
ショットの種類
「どこから打つか」によってショットの種類がいくつか存在します。
用語 | 意味 |
ティーショット | ティーイングエリアからの最初のショット(1打目) |
アプローチ(チップショット) | グリーン周辺からホールを狙うショット |
パット(パッティング) | グリーン上でボールを転がすストローク |
・ティーショット
ティーイングエリアからの最初のショットをティーショットと呼びます。
同じ流れで2打目をセカンドショット、3打目をサードショットと呼ぶこともあります。
・アプローチ
グリーン周辺からホールを狙うショットで、別名チップショットとも言います。
・パット(パッティング)
グリーン上でボールを転がすストロークをパット(パッティング)と呼びます。
グリーンでのパットはパターで行う必要があります。
ショット時に使われる用語
ショットのポイントを解説するときには以下のような用語がよく用いられます。
用語 | 意味 |
アドレス | ボールを打つための構え |
インパクト | クラブがボールに当たる瞬間 |
バックスイング | クラブを後方に振り上げる動作 |
パッティングライン | ボールがホールに入るまでの想定ライン |
カップイン | ボールがカップに入ること |
ランニングアプローチ | ボールを転がしてホールに寄せるアプローチ方法 |
球筋に関する用語
ゴルフでは球を飛ばす方向、球筋のコントロールが非常に重要です。球筋についてはさまざまな用語があるため、上達を目指す方はプレーしながら少しずつ頭に入れていきましょう。
用語 | 意味 |
スライス | ボールが右へ大きく曲がるミスショット |
フェード | ボールが軽く右へ曲がるコントロールショット |
フック | ボールが左へ大きく曲がるミスショット |
ドロー | ボールが軽く左へ曲がるコントロールショット |
オープンフェース | クラブフェースが目標に対して右を向いている状態 |
クローズフェース | クラブフェースが目標に対して左を向いている状態 |
・スライス・フェード
ボールが右へ曲がるショットを「スライス」または「フェード」と呼びます。コースから大きく逸れるミスショットを「スライス」、軽く曲げてコントロールするショットを「フェード」と呼称することが多いです。
スライスは特に初心者が陥りがちなミスショットとして知られています。
・フック・ドロー
左へ曲がるショットは「フック」「ドロー」と呼び、同じくコースから大きく逸れるミスショットを「フック」、コントロールショットを「ドロー」と言い分けられます。
・オープンフェース・クローズフェース
フェースの方向が飛ばしたい方向に対して外側(右)を向いている状態を「オープンフェース」、内側(左)を向いている状態を「クローズフェース」と呼びます。単に「オープン」「クローズ」と呼称することも多いです。
ちなみにフェースがまっすぐな状態は「スクエアフェース」と呼ばれ、一般的にはスクエアで打つのが理想とされています。
よくあるミス用語
ゴルフはミスにまつわる用語もさまざま。上達するにつれてさまざまなミスショットが起こるため、どんなミスが多いのか分析・改善していくことが重要です。
用語 | 意味 |
シャンク | フェースの根元に当たり、右方向へ大きく曲がるミス |
テンプラ | ウッドでフェース上端に当たり、高く上がって距離が出ないショット |
ショート | 打球がグリーンやカップに届かないこと |
オーバー | 打球がグリーンやカップを超えること |
ダフリ(ザックリ、チャックリ) | ボールの手前の地面を打ってしまうミス |
トップ | ボールの頭を叩いてしまうミス |
チョロ | ボールがほとんど転がらず、少し前へ進むミス |
池ポチャ | ショットしたボールが池に入ること(1打罰) |
ホームラン | バンカーショットで砂を取らずに直接ボールを打ち、大きく飛ばしてしまうこと |
チーピン | ボールが左へ極端に飛び出し、すぐ地面に落ちるミス |
・シャンク
シャンクはボールがフェースの根元に当たり、右方向へ大きく曲がるミスです。
ボールとの距離が近すぎるとシャンクが発生しやすくなります。適切な距離を保ち、正しい構えを意識しましょう。
・テンプラ
ウッドでフェース上端に当たり、異常に高く上がって距離が出ないショット。
原因はさまざまですが、ティーが高すぎるとテンプラが発生しやすくなります。ティーアップ時に適切な高さへ調整することで、クラブヘッドがボールの下に入り込むのを防げます。
・ショート・オーバー
打球がグリーンやカップに届かないことを「ショート」、反対にグリーンやカップを超えることを「オーバー」と言います。
ショート・オーバーのミスが多い場合はクラブの長さ、スイング時の力加減や振り幅に問題があるケースが多いため、一度チェックしてみましょう。
・ダフリ(ザックリ、チャックリ)
ボールの手前の地面を打ってしまうこと。このミスを防ぐには、スイング中の体重移動と正しいインパクト位置が重要です。
・トップ
ボールの頭を叩いてしまうミスショットのこと。
スイング中に前傾姿勢を維持できず、体が起き上がるとトップしやすくなります。正しいスイング軌道とインパクト時の適切なフェース角度を維持することが重要です。
・チョロ
ボールがほとんど転がらず、わずかに前へ進むミスショット。
力みすぎや急いだスイングはチョロの原因となります。リズムよくスイングすることでミスを減らせます。
・池ポチャ
ショットしたボールが池に入ることで、1打罰扱いとなります。
特に初心者のうちは、ペナルティを避けるためになるべく安全なエリアを狙って打つことが大切になります。
・ホームラン
バンカーで直接ボールを打ち、大きく飛ばしてしまうこと。
バンカーショットでは、ボールの手前の砂を先に打つ意識を持つことで飛ばしすぎを防げます。
・チーピン
ボールが左へ極端に飛び出し、すぐ地面に落ちるミスショット。
スイング中の手首の使い方や体の回転を見直すことが重要です。特に、手首を過度に返さず、体の回転と腕の振りを同期させることで、チーピンの発生を抑えることができます。
6.その他、よく使われる基本用語
その他、プレー中や場外でよく使われる用語をおさらいしていきましょう。
プレーファスト
円滑な進行を心がけることを「プレーファスト」と呼び、これがゴルフにおける大原則となっています。
反対に進行が遅い「スロープレー」は迷惑行為とされるため、なるべく素早く動くよう意識しましょう。
ゴルフ場に関する用語
ゴルフ場ではいくつか特徴的な用語が使われます。
用語 | 意味 |
グリーンフィー | コース使用料 |
パブリックコース | (会員制ではなく)一般に開放されているゴルフコース |
ビジター | ゴルフクラブの会員ではないプレーヤー |
2サム | 1組2名でプレーすること |
ローカルルール | 各ゴルフ場が独自に定めたルール |
コースレート | JGA(日本ゴルフ協会)が設定するコースの難易度 |
よく使われる道具
ゴルフ場にはさまざまな道具が設置されており、必要に応じて使って次の人のために環境を整えておくのがマナーとされています。
用語 | 意味 |
グリーンフォーク | グリーン上のピッチマークを修復する道具 |
レーキ | バンカーをならすための道具 |
7.まとめ
本記事ではたくさんの用語をご紹介しましたが、最初から全てを完璧に覚える必要はありません。
多くの言葉はプレーしていくうちに自然と身についてくるものですので、練習していて気になったら調べるようにすれば問題ないでしょう。コースデビューがまだの方はラウンドの直前に少し用語をおさらいしておくとスムーズに進行できるかもしれません。
楽しんでプレーできるよう、自分のペースで知識を増やしていってください。