COLUMN
ゴルフ初心者が身につけたい上達コラム
【初心者向け】ドライバーでスライスが出てしまう時の原因・直し方
意図せずスライスが出て飛距離が伸びない、あらぬ方向に飛んで行ってしまう…そんな悩みは初心者をはじめとしてゴルフ経験者誰もが通る関門です。特にドライバーは性質上フォームのズレによってスライスが出やすいので、意識して改善しないとミスショットを減らすことはできません。
この記事では、ドライバーでスライスが出てしまう原因と解決策を初心者向けに分かりやすく解説します。
【目次】
1.ドライバーでスライスが出る原因
スライスの種類
プッシュスライス
ストレートスライス
プルスライス
スライスの原因
ドライバーでスライスが多い原因
2.ドライバースライスの直し方①アドレスの位置を変える
3.ドライバースライスの直し方②構え方を変える
4.ドライバースライスを直すためのおすすめドリル
正しい角度を維持して打つ練習をする
ハンガードリル
5.まとめ
1.ドライバーでスライスが出る原因
ドライバーでスライスが出てしまう要因はいくつか存在します。スライスの種類によって対策が変わってくる場合もあるので、原因を知るために改めてスライスの基礎知識を確認してみましょう。
スライスの種類
スライスの種類は大きく分けて3つ。ゴルフの球筋について詳しくは【ゴルフ初心者向け】球筋の種類9タイプを分かりやすく解説で解説していますので、気になる方はそちらもご参照ください。
今回はスライス3種類の特徴を分かりやすくご紹介します。
プッシュスライス
目標より右方向へ打球が飛び出し、そこからさらにスライスしながら右方向へ着弾する球筋のこと。
上級者やドローボールを打つ人がミスショットとして出てくることが多く、右へのOBが出やすいのが特徴です。
ストレートスライス
ストレートスライスとは目標に対してまっすぐ飛び、右に曲がりながら着弾するスライスのこと。
初心者に最も多い球筋であり、飛距離のロスが少ないのが特徴です。ストレートスライスはフェース(ボールと触れるクラブの面)の開きなどちょっとした癖で起こる場合が多いので、フォームを意識すれば比較的直しやすいでしょう。
プルスライス
プルスライスとは打ち出しが目標より左に飛び、右に曲がりながら着弾するスライスのこと。左に飛んで右に曲がるので、力加減によってはきちんと目標点に着弾することもあります。
上級者・プロはスイング軌道とフェースの向きを使い分けてコントロールされたプルスライスを出すこともあります。初心者で意図せずプルスライスになってしまう場合は改善が必要ですが、打球コントロールのためにあえて出すのも戦略の一つとしては有効です。
スライスの原因
どのスライスかによって細かい要因が異なることもありますが、大元はフェースがオープンになっているのが原因です。つまり、握り方やアドレスの構え方を変えてフェースを閉じるよう意識することでスライスを減らすことができます。
ドライバーでスライスが多い原因
ドライバーはヘッドまでの距離が長いので、アイアンと違って手の返しだけで飛ぶ方向を微調整しにくく、それゆえスライスになりがちです。
他のクラブと全く同じ感覚で打つとスライスになってしまうので、ドライバー向けのフォームを身につけましょう。
2.ドライバースライスの直し方①アドレスの位置を変える
ドライバーをアイアンと同じ感覚で構えてみると分かるかと思いますが、自然とボールの位置が左に寄ってきます。構えたときにボールとの間隔が変わったことで感覚がおかしくなってしまい、それがスライスの原因になります。
上半身をボールに向かって構えた状態でバックスイングすると、体が早く開いて上手く体重を乗せることができなくなったり、アウトサイドインの軌道になったりしてしまいます。その結果、フェースの向きが傾いてスライスしてしまうのです。
アドレス、つまり最初に構える位置を変えてわざと間を空けるよう立ってみましょう。構えの状態からねじりがしっかり入っていれば、正面にクラブが戻ってきたときにまっすぐ力をこめて打てるようになります。
3.ドライバースライスの直し方②構え方を変える
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全身がスクエア(正面)に向くよう意識していても、ドライバーだと左にボールがある分上半身がついボールに向かって構えてしまい、肩がオープンになりがちです。
左前にあるボールに惑わされないよう、肩をスクエアにして構えるとスライスが出にくくなります。具体的な方法として、グリップの握り方を変えとよいでしょう。
左手を上からもってくるアドレスになっていると身体が傾いてアウトサイドインの軌道になってしまうので、左手を横からもってきて脇を締めるよう意識してください。左手を前から降ろしてフックグリップにして上から下ろすようなイメージにすると、肩が平行になりやすいです。
肘が横腹にあたるくらい右脇を締めて肘を少し曲げた状態でグリップを握ると捻りが入り、横から打撃が入りやすくなります。
4.ドライバースライスを直すためのおすすめドリル
練習を通じてスライスを改善するのはもちろん大切ですが、なかなか練習場やコースに出向けない方もいらっしゃるでしょう。
実際にゴルフができない日も家での空き時間などにドリルを行うことで、効率的にミスショットを減らすことができます。
正しい角度を維持して打つ練習をする
バックスイングからダウンスイングまでの間に背中に太いパイプを背負っているイメージで回転する、つまり体の軸と角度を維持して打つのが大切です。
前に重心があると体重移動ができず体が伸びあがるので、足と体全体の軸がぶれてしまいます。背中に軸を持って打つ練習をするために最適なのがハンガードリルです。
ハンガードリル
手のひらくらいの大きさのボールと壁、左の腰あたりに挟みます。
ボールを落とさない、つまり足の軸をぶらさないようにスイングの回転をする動きを練習しましょう。
回り切ったらボールが落ちても大丈夫です。
5.まとめ
スライスはフェースがオープンになってしまうのが原因で起こります。特にドライバーは構え方が他のクラブと違い肩が開いた状態になりやすいので、スライスに悩む方が多いです。
アドレスの位置やフォームを改善することで、スライスを減らすことができます。まずは自宅でハンガードリルを行い、実際にコースや練習場で打つときのイメージトレーニングをしてみてください。