COLUMN
ゴルフ初心者が身につけたい上達コラム
【初心者向け基本解説】アイアンショットの基礎と打ち方
ゴルフにおいてアイアンショットは基礎中の基礎。「上手くなりたい」という初心者の方はまずアイアンショットの打ち方を身につけましょう。
しっかりとしたフォームでアイアンショットを打てるようになることで、ドライバーやその他のクラブでのショットも洗練され、スコアを縮めやすくなります。
本記事では、初心者が身につけるべきアイアンショットの基礎を分かりやすく解説します。
【目次】
1.アイアンの種類
ショートアイアン
ミドルアイアン
ロングアイアン
何番のアイアンで打つべき?
2.【アドレス編】アイアンの打ち方
足の位置
力の入れ方
3.【スイング編】アイアンの打ち方
ダウンブローが基本
ハンドファーストを意識する
足の体重移動
腕の形を変えない
4.まとめ
1.アイアンの種類
アイアンには1番から9番までの「番手」があり、番手によっていくつかの名称に分かれています。番手の数字が小さいほど「シャフトが長い・重量が軽い・ロフト角が立っている」という特徴があるため、より飛距離を出しやすくなります。ただし番手の小さいアイアンはクラブの芯(スイートスポット)が小さく、安定したショットが出にくいのも特徴です。
そのため、ゴルフでは飛距離を調整するときなど場面に合わせてクラブの番手を変えるという方法もよくとられます。
ショートアイアン
9番と8番、場合によっては7番までのアイアンをショートアイアンと呼びます。
ショートアイアンはシャフトが短くて扱いやすく、ボールを高めに上げて距離をあまり出さずに止めたい場面などに便利です。
ミドルアイアン
6番、7番のアイアンを一般にミドルアイアンと呼びます。ミドルは名前の通りロングアイアンとショートアイアンのちょうど間くらいの性能を持つアイアンです。
飛距離が比較的出やすく、ある程度コントロールもしやすいため、様々な場面で活用できるバランスの良いのがミドルアイアンのメリットです。
ロングアイアン
1番~5番までのアイアンをロングアイアンと呼びます。シャフトが長く、ロフト角が小さいため飛距離が出やすいアイアンですが、スイートスポットが狭いため比較的難易度が高いアイアンです。飛距離を出したいとき、フェアウェイから打つときなどに向いています。
近年は1番~3番アイアンの流通量が少なく、メーカーによっては製造していないケースがあるため注意が必要です。
何番のアイアンで打つべき?
「飛距離を出したい」という場合はつい番手を下げたくなりますが、ミドル・ショートはクラブの真ん中にボールを当てるのが難しいため初心者にはあまりおすすめできません。特に女性は短くて振りやすく、安定したショットが出やすい9番から始めるのがおすすめです。
慣れてきてさらに飛距離を伸ばしたくなったら8番、7番…と徐々に番手を下げていきましょう。
2.【アドレス編】アイアンの打ち方
では、アイアンの基本的な打ち方について解説します。
まずは打つ前の立ち位置、構え方に注目してみましょう。
足の位置
足の位置は以下になるように注意してみてください。
・ボールは足の真ん中
・靴の横幅2つ分くらい開く
・足がボールに対してほぼ直角になるように(前側のつま先は少し開いてもOK)
回転しやすい形でアドレスすることにより、バックスイングのずれが少なくなって前側への重心移動、回転が行いやすくなります。
力の入れ方
利き手側の親指に力が入りすぎるとスイング時に上手く手を切り返せなくなります。手のひらをきれいなV字型にして、少し親指を浮かせる程度に握りましょう。
3.【スイング編】アイアンの打ち方
スイング時には以下のことに注意してみましょう。
ダウンブローが基本
アイアンショットはクラブヘッドが最下点に到達する前にボールをヒットさせる「ダウンブロー」で打つのが基本です。
ダウンブローにすることにより、スイートスポットで的確にボールを捉えてスピン量を上げることができます。
ハンドファーストを意識する
スイング時は常に両手がクラブヘッドよりも前にある形、「ハンドファースト」を意識しましょう。
ハンドファーストの形をスイング中に保ち続けることで、フェースの開閉を抑えてダウンブローで打ちやすくなります。
足の体重移動
後ろ足を前足にくっつけるように重心を移動させます。最後に後ろ足がまっすぐつま先立ちのような形になるよう体重を移動させてください。
頭やスイング軸などを動かさないように気をつけるのがポイントです。
腕の形を変えない
基礎のスイングが固まっていないと、腕で飛ばす方向を調整しようとして、つい手打ちになってしまうことが多いです。
両肩・手首を結ぶ三角形を崩さないよう意識してスイングすると、腕がブレにくくなるためしっかりと全身の力をボールに伝えることができます。
4.まとめ
初心者がつまずきがちなアイアンショットですが、基本の動作をしっかり身につけてフォームを安定させることで一気に上達するきっかけにもなります。基礎中の基礎なので、スコアが安定しない方や何から練習すればいいか分からない方は、まずアイアンショットから練習してみましょう。
もしアイアンの打ち方が分からず困っているようでしたら、ゴルフスクールでコーチにフォームを教えてもらうのも一つの手です。
自分ではわからない打ち方の癖や改善点を指摘してほしい初心者の方はぜひ体験レッスンに申し込んでみてください。